※各作品のタイトルから
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創立40周年記念企画、アトリエマンスリー公演が2012年12月無事に終演いたしました。銅鑼はここ数年、新作を年2本のペースで上演しておりますが、この2本の中に選ばれるのは至難の業。劇団員それぞれが抱えているアトリエ公演ならではの面白い企画、埋もれている作品もきっとあるはず。新たな自分たちの表現が見つかればと、企画いたしました。
『遺骨』は劇団員総出演。創立メンバーの稽古にむかう姿勢に圧倒されました。
『あやなす』では<言葉のない>空間に皆さまをお連れいたしました。
二本立てで上演した『橋』『語り芝居はやたろう』。まったく違う色の二作品でしたが、『はやたろう』で昔話の世界に酔いしれ、『橋』で現代社会を見据えるという幅広いラインナップでご観劇頂きました。
『継志‐その弐』は、戦争そして原発と向き合い、次の世代へと引き継がなければならなくなった現状が一般参加で出演してくれた中学生の女の子に重なりました。
『ボクの穴、彼の穴。』は絵本の中での戦争。滑稽であり客観的になればなるほど、「この戦争はなんの意味があるのだろう?」と。演出、俳優、スタッフが一緒に創り上げた舞台となりました。
そして「人形劇クラブ」。午前中から銅鑼アトリエに子どもたちの声、そして入口にはベビーカー。私たちも笑い、心温かくなる公演でした。
叱咤激励頂いたこの作品たち。40年の歴史の奥深さも感じつつ、発見した面白さ可能性を各作品、追求していければと思っております。
ご来場、誠にありがとうございました。