劇団銅鑼『チャージ』感想文

一言感想

【中学生】

■演劇中で出てきた「人を信じると言うことは、人を認めること」と言う言葉が印象に残っています。人を信じようとするんじゃなくて、人を認めようとすることが信じることに繋がっていくと思った。一番最初の後ろから役者の方が出てきて演劇が始まったことがびっくりしました。反応があまりできなかったけど、ちょこちょこ英語が出てきてとても面白かったです。(中学3年 女) 

■迫力や笑える場面があってとても面白かったです。飽きずに見ることができました。ありがとうございました。(中学3年 女)

■自分は初めて生でしかも間近で演劇を見たのですが、近くで見る分、役者さんたちの熱や裏方さんたちの工夫が直に伝わってきてすごい迫力でした。見ていて、すごく感動しました。(中学3年 男)

【高校生】

■詐欺師の遥が誰にも観られていない所で掃除をしていたところで、自分は人が見ていない所でも人のために何かをしているだろうかと振り返った。また、そういうことが自然にできる人になりたい。(高校1年 女)

■音楽と光を使い分けて場面の状況などを表している所が素晴らしかったです。また出演者が物語が始まる前に前座のように注意などをしていて自分達も自然と話に入っていくことができました。(高校1年 男)

■主人公の女性が、親の理想の中でしか生きられないと言った場面、ちょっと共感できるところがあった。親は自分のためにやってくれるけど、その分の期待があってその期待に応えようとして親が理想としている道に進んで自分は親の操り人形なんじゃないかとやっぱり思ったりするんだなーって思った。(高校3年 男) 

■「自己満足で何が悪い!」と言う台詞、「自己満足」と言う言葉に100%悪を感じていましたが、「自分が満足することが大事」と言うことも感じました。(高校3年 男)

 

 

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■話しの中で、「チャージ」と言う言葉が出てきて「おれのは空っぽだな」と役者の方が言いました。最初は何言ってるんだろう?と全く意味が分かりませんでした。でも、話を見ていく中で段々と言葉の意味が分かったような気が少しだけしました。また、トイレ掃除と言う誰もしたがらない仕事でも、働くことに誇りを持っていて素晴らしいと思いました。普段、私達が何気なく使っている公衆トイレも誰かが掃除しているんだと改めて気づかされました。詐欺師だった遥も、初めのうちはトイレ掃除なんて汚い仕事だと言ってとても馬鹿にしていました。でも、社長や従業員さん達と5日間一緒に働くうちに、どんどん積極的になって自ら行動し掃除をする仕事に誇りを持っていきました。そして、空っぽだった遥もチャージされて最初とは全く別人になっていました。今日の演劇を見て心が空っぽになってしまったとしても毎日少しずつ何かを続け、今ここに自分がいるんだと言うことを確認できれば心もチャージされるんだと思いました。これから何かにつまずいたときは今日の劇を思い出して頑張っていこうと思いました。(中学2年 女)

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■事前に頂いたパンフレットの表紙に書かれていた「人もバッテリーを持ってるってこと?なら俺のは全然チャージされてないな。」と言う台詞を見て、これはどういう意味なのだろうかと思っていましたが、今日の公演を見てバッテリーがチャージされると言うのはきっと人として誰かに必要とされる事、そして誰かに認められること。つまり信じてもらえると言うことなのではないかなと思いました。遥は最初、バッテリーが空っぽの状態だったのが、社長に仕事を任せられたり、直美さんに「信じてる」と言われたことで充電されたのだと思いました。最後まっとうな道に戻ることができたのもこうした周りの人のサポートのおかげだと思いました。公演を見ながら、私のバッテリーはどうだろうか?そう考えてみると、今私は十分にチャージされているような気がします。それはきっと私の周りには今、社長や健太、美鶴のようにチャージしてくれる人がいるからだと思います。しかし、それと同時に私は誰かのバッテリーをチャージできているだろうかと思いました。日々、周りの人への感謝を忘れないようにしたいです。でも、そのバッテリーはきっと些細なことでも空っぽになってしまうことがあると思います。そんな時にこの演劇を思い出したいです。元気が出るような楽しく、そして温かい演劇でした。

(高校2年 女)

■今回は劇団銅鑼の皆さんによる劇を鑑賞しました。生きることは人によってとらえ方は様々で、簡単だと感じる人もいれば、苦痛だと感じる人もいます。その中で、「生」を楽しんでいる人、「死」に向かってしまった人、精神的に不安定な人間を助けようとしている人、平気で嘘がつける人などの人間性の違いによる衝突や和解を見ることができました。一度嘘をついてしまえば、嘘で塗り固めた人間になってしまいます。そのような人は自分の中の真実の部分が見えなくなってしまい、壊れていき、悪に手を出します。独りよがりにならず、助けを求める勇気と嘘を許さない心を持つことが大切だと思いました。

 また、ダサイと言われ人気のない我が校の制服ですが、先生方、生徒、OBの方々の誇りと歴史が詰まっているものなので、大事に着ていきたいと思いました。生きがいを持って働ける仕事に就きたいです。人は変わることができるという希望を持てました。ありがとうございました。

(高校3年 女)

■掃除をすると自分の性格が表れることは本当なんだと思った。僕は、いつもやろうと思うと空回りしたり、かたくなりすぎて上手く出来なかったりと失敗ばかりして自分はなにをやっても出来ないんだと思った時も結構ありました。でも、今日の劇を見て空回りとかしても一生懸命やって、誇りを持ち続けてれば、失敗しても前向きに生きられるんだなと思いました。僕にとって「チャージ」とは他人からもらうものだと思います。疲れた時などに優しさをもらったり、時には厳しさという電池をもらって「チャージ」することで一人の大人になっていくんだと思います。(中学3年 男)

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■親と子の微妙な価値観のずれ、働くという行為についてなど高校生の私に多く重なるところがありました。例えば、親のために良い成績を取り、良い就職先に就こうとしていることなどです。親が指示しているわけではないけれど、生き方を縛られていると感じていた綾子や遥にとても共感しました。また、最初は反発していた遥が清掃会社で働いて、いろんな人とふれあっていくことで、希望を持ち始め、変わっていく姿に感動しました。遥以外にも社長や健太、直美も心が満たされ明るくなっていくところがいいなと思いました。この劇を観るまでは、仕事には格差があると思っていたけど、この劇を観て、どんな仕事でも、みんな自分の仕事に誇りを持って一生懸命働いていて、格差はないと感じるようになりました。これからの将来に少し希望を持てるようになりました。(高校2年 女)

■今回の芸術鑑賞で「チャージ」の劇を観て、私は人には目標がある生きがいというものが必要なんだなぁと感じました。ストーリーを観ていく中で直美が言っていた事も共感できるところもありました。トイレ掃除を仕事とするのも私は正直嫌だし、それに誇りを持てるかと言ったら否ですが、その仕事に対して自分がどれだけ力を注ぎどれだけ誇りに思えるかで仕事に対する心の向き方も違うと思うし、心の充電も満たされるんじゃないのかなぁと思いました。それに人の心をチャージするのってかなり大変だと思うし、空っぽになってしまった状態で満たすのもとても大変だと思います。そんな時に、どう今の自分と向き合っていくのか、全て投げやりにして諦めていまうのか。私はどっちかというと形に捕らわれて諦める事が多々あります。だけどそんな時今日の公演の様な、物事に向き合う姿勢を一回変えてみて良いところをいっぱい探してみればいいのかなぁと思いました。私もいずれ仕事をします。その時には私はどのような心構えで仕事をするのか、何のために、誰のために、をよく考えて全力で自分の仕事に誇りを持てるようなそんな人になりたいです。自分の充電池(バッテリー)を常にチャージされているようなそんな生き方をしていきたいです。今回の公演でこれから就職を控えている私たち高校生に働くこと、生きることの大変さを考えさせられるいい機会になりました。(高校3年 女)

■昨日、演劇を観て仕事の大変さがよく分かりました。初めに驚いたのは働く人のミスが会社にとっても大きな影響を与えるということです。一人のミスが会社全体にまで影響する。私は分かっていたつもりでいたけど、実際に演劇を観て「すいません」の一言では解決できない問題であるということを知った。会社の一員として常に責任感を持ち、働くことが大事だと思いました。そして、人間性も働くには重要だと思いました。先輩やいろんな人と協力して仕事をするには気をつかったり、時にはいやなことも我慢したりしないといけない。今は気の知れた友人ばかりで気楽だけど、会社に入ってからは少し変えないといけないなと感じた。演劇を観て、社会の大変さがよりわかり、自分にとって考えさせられるとても良い機会になったと思う。        (高校3年 女)

 
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